パソコンの動作が重いとすごくストレス!
反応が遅い、アプリが「応答なし」になる、アプリが強制終了される、パソコンが落ちる
・・・イライラしますよね。
このページでは、重くなる原因と改善方法を紹介します。
パソコン動作を軽くしたい人はどうぞ。
まずは、パソコンが重くなる原因を書き出してみましょう。
色々ありますね。
以下、一つづつ順番に重くなる原因、調べ方、対策=改善方法をまとめます。
常駐ソフトとは、Windowsが起動するときに一緒に起動して、常時動作するソフトのことです。
ユーザーが設定したつもりがないことが多いので、気分的には「勝手に動いてるソフト」という感覚になります。
パソコンの起動が遅くなるだけでなく、パソコン使用中の動作自体も遅くなってしまいます。
「コイツら」の動きを止めましょう。
Windows8,10の場合、以下の2ステップで常駐ソフトの一覧が表示されます。
WindowsXP,Vista,7の場合、以下の2ステップで常駐ソフトの一覧が表示されます。
この中から、常駐をやめたいソフトがあれば、それを選択し、ウィンドウ右下の「無効にする」ボタンをクリック。
その後、パソコンを再起動させればOKです。
例えば、B’s Recorder、Power DVDなんかは、使うときに実行すれば良いので、これらが常時動作している必要はない、という判断はしやすいですね。
表示されているソフトが何なのか不明という場合は、ネットで何のソフトか調べてみてください。
それでも良く分からないという場合は、「触らぬ神に祟りなし」。
深追いはやめましょう。
ハードディスクの空き容量が少ないと、空いている箇所を探して分散してデータを記憶することになり、読み出しにも書き込みにも時間がかかってしまいます。
この状態を「ファイルの断片化」といいます。
また、パソコンは動作中にメモリ不足になると、ハードディスクをメモリの代わりに使います。
ハードディスクの容量が不足すると、空いているところを探してデータを分散保存するので、読み出しにも時間がかかるようになります。
パソコンが重くなるのも当然です。
この断片化を解消することを「デフラグ」といいますが、空き容量が少ないとデフラグもできません。
という訳で対策ですが、
ハードディスクの容量確保のために、
まずは、以下の1〜3でCドライブの容量を空き容量を増やしてください。
もし内蔵HDDにDドライブが設定されていて空き容量があるなら、Dドライブに移動しても良いでしょう。
Cドライブが10GB以上、または1割以上空いたら、デフラグを実行してください。
放熱のためのファンの風の通り道にホコリ等が詰まって放熱性が悪化している場合があります。
そのような状態だとパソコン内部が熱くなり、CPUが動作スピードを制限します。
結果、パソコンの動作スピードが落ちるのです。
放熱性悪化の対策は、本体内のホコリの掃除です。
デスクトップは比較的簡単に対応できますが、ノートPCは少し難しいかもしれません。
分解できない場合は、吸気部分と廃棄部分に掃除機のノズルを当ててホコリを吸い出してみてください。
分解する場合は、電源を抜いて1時間程放置してください(30分でも十分だと思いますが念のため)。
ノートパソコンを分解する場合は、電源を抜くだけでなくバッテリーも抜いてください。
感染するウィルスによっては、パソコンの動作スピードに影響が出る場合があります。
感染した場合は、パソコンの動作スピードに影響がないとしても、ちゃんとウィルス駆除しておかないといけませんね。
ウィルス対策ソフトでシステムの完全スキャンをしておきましょう。
これには時間がかかりますし、パソコンのスペックによってはパソコンの動作が重くなりますので、余裕のあるときに実行しましょう。
パソコンのメモリ容量が不足すると動作が重くなります。
パソコンがプログラムを実行する際、データを保存しながら動くのですが、メモリに保存できなくなると、HDDやSSDにデータを保存しながら動くようになります。
メモリと比較すると、HDDやSSDの速度は桁違いに遅いので、大幅にパフォーマンスが落ちることになります。
例えて言えば、机の上のスペースが少ないのに、たくさんの資料をいっぱい広げて、同時にいろいろ見ながら作業をするような感じ。あまりにもスペースが足りないので、隣の人の机の上にも広げさせてもらわなきゃいけなくて、あちこちを行ったり来たりしながら作業するので、効率が悪く時間がかかる。。。
という感じ。
で、このHDDやSSDの領域をページングファイルとか仮想メモリなどと言います。
タスクマネージャで確認します。
「Ctrl」+「Alt」+「Delete」を同時押しし、タスクマネージャを起動
(1)物理メモリサイズ(搭載されているメモリ容量)
(2)コミット済サイズ(物理メモリ+仮想メモリの使用済容量)
(3)コミット可能サイズ(物理メモリ+仮想メモリの確保容量)
この例だと、搭載メモリは8.0GBあり、
実際に使っているメモリは4.9GB、
仮想メモリは5.2GB(10.1-4.9)を使用、
物理メモリ+仮想メモリの余裕は14.9-10.1=4.8GB。
仮想メモリはパソコンを使い続けるとどんどん増えていきます。
「コミット済サイズ」と「コミット可能サイズ」が同じ位になると、ページファイルの最適化」が始まり、とんでもなく遅くなります。
仮想メモリはWindowsを再起動すればゼロに戻ります。
パソコンが遅い、不安定等の状態になったら、一度再起動して様子を見てみると良いでしょう。
物理メモリの利用可能領域がすぐに少なくなるようなら、容量の大きなメモリを追加、または交換すると良いのですが、ノートPCだと分解できない場合もあるので、その場合はあきらめましょう。
デスクトップなら、大体の場合必要な工具は普通のドライバー。
メモリは無制限に増設できるわけではありません。
増設できる最大容量や空きスロットの数を調べる必要があります。
で、活用できるのが、BUFFALOのサイト。
BUFFALO
パソコンの型番を入力すると、適合するメモリが分かります。
そこで出てきたBUFFALOのメモリを購入するか、
BUFFALOのメモリの仕様として記載されている「DDR4-2400」等の規格に合わせて他メーカのメモリを購入するか。
または、パソコンのパネルを開けて、実装されているメモリと同じメーカ・型番のものを購入するというのもアリです。相性問題を心配するなら、この方法が最良かもしれません。
(BUFFALOは相性確認しているということなので、まぁ大丈夫でしょう。)
3年以上前のパソコンだったら、そろそろ買い替えを考えた方が良いかもしれません。
(5年以上前のパソコンなら買い替えた方が良いでしょう。)
また、動画編集や処理の重いゲームをしたいのなら、それなりのスペックのものでないと難しいです。
用途に合うパソコンを購入するのが良いでしょう。
レジストリが肥大化してパソコンのスピードが遅くなると解説しているサイトがあります。
一方、レジストリの変更に失敗すると、逆にWindowsの動作に影響が出ますので極めて慎重に行う必要があります。
レジストリクリーナーというものがありますが、中にはウィルスを仕込んでくるものもあり、注意が必要です。
詳しくない人は手を出すべきではありません。
それどころか、WindowsXP以降はOSが改良されていて、レジストリに手を入れてもあまり大きなパソーマンス改善は見込まれません。
結論:レジストリには手を出すのをやめましょう!
PCのスピードを劇的に改善する方法があります。
それは、HDDをSSDに交換し、メモリーを増設するという荒業です。
デスクトップならやりやすいのですが、ノートPCでもできますよ。
以下リンク先に、SSD換装とメモリー増設の手順をまとめました。
事例は、DELLのInspiron15-3000(3567)でのものです。
PCの分解さえできれば、個人でも十分できます。
チャレンジしてみますか?
興味のある方は、一度ご覧ください。